10月20日(現地時間)、英国のオズボーン財務相は、歳出削減計画を発表しました。
公務員の約49万人削減、銀行税の導入など、過去最大規模の削減計画と言えます。
今回の計画によれば、英国の財政赤字はGDP比で10.1%(今年予想)から、2014-15年度には2.1%に低下する見通しです。
市場では銀行税の導入は景気回復を遅らせるとの見方が出ています。
オズボーン財務相の発表中に英国の代表的な株式指標であるFTSE100は下落しましたが、終値は前日比プラス0.44%となりました。
報道を見る限り、現時点では市民の間では失望と反発が広がっているようですが、FTSE100の終値からすると市場は冷静に受け止めているように見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。