2010年10月22日金曜日

中国の7-9月期のGDP

10月21日(現地時間)、公表された中国の7-9月期のGDP(国内総生産)は前年同期比プラス9.6%となりました。4-6月期のプラス10.3%から伸びが鈍化しました。


事前の大方の市場予想と同様の水準だったと言えます。


9月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比プラス3.6%となりました。
品目別でみると食品が前年比プラス8.0%、住宅が同プラス4.3%と高い伸びを示しました。

続いている食品分野の物価上昇は、中国の大衆の生活を直撃している模様です。


9月の鉱工業生産は前年同月比プラス13.3%となりました。8月の同プラス13.9%から伸びが鈍化しました。


今回の結果からすると、中国の経済成長は鈍化の兆しを示したものの、伸びは大きいとの印象です。

市場では、中国の年内の追加利上げの可能性を指摘する見方が出されています。


今後の推移を見守りたいと思います。