9月30日、インドの高等裁判所は、ヒンズー教とイスラム教の両方の聖地を分割して所有する旨の判決を決定しました。
聖地はアヨディヤにあり、今回の判決では、聖地の3分の2をヒンズー教徒、3分の1をイスラム教徒で分割して所有するとしました。
ヒンズー教とイスラム教、双方が今回の判決に不満を示しており、最高裁への上告は避けられない情勢です。
今回の判決は、宗教対立を激化させ、最悪の場合、大規模な衝突に結びついていく可能性は否定できないと言えます。
インドのマスコミは、今回の判決に関し、平静を呼びかけています。
宗教対立が激化するのかどうか、インドの経済成長への影響を含め、今後の推移が見守られるところかと思います。