2010年4月19日月曜日

ポーランドのカチンスキ大統領の国葬

4月18日(現地時間)、ポーランドのカチンスキ大統領の国葬が営まれました。


国葬に先立ち行われた追悼式典会場及び周辺には国旗や花束などを持った約10万人もの人々が集まりました。航空機墜落による大統領の死亡は、ポーランドの民衆の連帯を強めたようです。


国葬に参列予定だった米国のオバマ大統領、ドイツのメルケル首相、フランスのサルコジ大統領、英国のチャールズ皇太子、スペインのサパテロ首相、カナダのハーパー首相らが、アイスランドの火山噴火に伴う空路制限で参列の取りやめを表明しました。


歴史的に緊密なバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の首脳、ロシアのメドベージェフ大統領、近隣のチェコのクラウス大統領などは国葬に参列しました。


ちなみに、ポーランドと日本の関係は伝統的に良好とされ、2007年5月に麻生外相のポーランド訪問や、2008年10月のシコルスキ外相の訪日及び同年12月のカチンスキ大統領の訪日など要人往来も活発に行われ、2009年は日・ポーランド国交樹立90周年でした。


連帯を強めた国や地域は経済にプラス効果があるのではないかと想像します。


カチンスキ大統領をはじめ航空機事故の犠牲者を悼みつつ、今後の推移を見守りたいと思います。