4月13日、公表された3月の国内企業物価指数は前年同月比マイナス1.3%となりました。
これで前年同月比マイナスは15カ月連続となりました。
企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格動向を表す指標で、各物価指数で最も先行性のある指標と言えます。
その意味でマイナスになったことはデフレの厳しさを表したと言えます。
ただ、企業物価指数のマイナス幅は昨年夏をボトムとして縮小傾向にあります。
需給ギャップの大幅マイナスという環境にあっては容易ではないと思いますが、スクラップ類など商品市況が上昇している中で各企業が製品価格に転嫁していけるかどうかが、先行きのデフレをうらなう上で注目されるところかと思います。
今後の推移が見守られるところかと思います。
企業物価指数 前年比(%)
2009年
2月 -2.0
3月 -2.6
4月 -4.1
5月 -5.6
6月 -6.8
7月 -8.4
8月 -8.5
9月 -7.9
10月-6.8
11月-5.0
12月-0.7
2010年
1月-2.2
2月-1.6
3月-1.3
��出所)日本銀行