4月20日(現地時間)、公表されたドイツの4月のZEW景気期待指数は53.0、前月よりプラス8.5ポイントとなりました。
事前の大方の市場予想はプラス予想でしたが、予想を大きく上回るプラス幅だったと言えます。
ZEW景気期待指数は、市場関係者を対象に先行きの景気についてのアンケート調査により算出される指数ですが、今回、大幅プラスになったということは、ドイツの市場関係者の間では先行きの景気に対する見方が強まっていると言えます。
今回の指数のアンケート調査は、3月29日から4月19日にかけて行われました。
ギリシャ財政問題への懸念が高まっている中でアンケートは実施されたと言えます。
とすれば、ドイツでは、ギリシャ問題への懸念より先行きの景気回復に対する見方の方が上回っていると推定されます。
今後の推移が見守られるところかと思います。