7月31日、公表された7月の東京都区部の消費者物価指数(総合指数、生鮮食品を除く、平成17年=100)は、99.7と、前月比マイナス0.3%、前年同月比マイナス1.7%となりました。
食料及びエネルギーを除く総合指数は98.6、前月比マイナス0.3%、前年同月比マイナス1.1%となりました。
7月10日、公表された6月の国内企業物価指数は、前月比マイナス0.3%、前年同月比マイナス6.6%となりました。
物価のデフレ傾向は続いており、需給ギャップが水面下にある現状からすると、容易にはこの傾向から脱け出せないと考えられます。
小売業界では、安値合戦が行われているようですが、こうした動きは企業体力を奪っていくと思います。
どこかで、安いことも魅力だけど、新しい機能や品質には相応の価値があるという動きに転換していくことが重要ではないかと思います。
需給ギャップではなく、需給ミスマッチなのだと考えることが重要なのかもしれません。
今後の推移を見守りたいと思います。