2010年7月19日月曜日

エジプトのムバラク大統領が、中東和平交渉の再開を目指した動き

エジプトのムバラク大統領が、中東和平交渉の再開を目指した動きを活発化させています。


7月18日(現地時間)、ムバラク大統領は、パレスチナ自治政府のアッバス議長、イスラエルのネタニヤフ首相と相次いでエジプトの首都カイロで会談しました。


アッバス議長は、1967年の国境線の復活などを主張し、ネタニヤフ首相は、パレスチナ側が強く求めているユダヤ人入植活動の凍結への態度を明確にしなかったようです。


中東和平交渉は、現在、暗礁に乗り上げていると言えますが、今回の会談でも双方の溝は埋まらず、簡単には前進しないようです。


8月中旬から、イスラム教のラマダン(断食月)に入ることから、交渉は中断されるとみられます。


中東和平交渉の再開を期待しつつ、今後の推移を見守りたいと思います。