7月14日、6月の製造業部門別投入・産出物価指数(速報)が公表されました。
投入物価指数 前年比プラス4.5%
産出物価指数 同 プラス1.2%
交易条件指数 同 マイナス2.9%
今回の結果からすると、投入物価の上昇ほど産出物価は上昇せず、価格転嫁が進まない状況が続いているようです。
交易条件指数は、実態を必ずしも正確に反映していないとして、日本銀行は、今年秋に公表を取り止める方針を明らかにしました。
原材料価格よりも製品価格の上昇率が小さくても、企業の採算は悪化していない場合があり、製品価格に占める原材料の割合を勘案していないため、指数と実態にずれが生じていたというものです。
個人的には、どのように解釈するかは市場が判断すればよいような気がします。