2010年7月19日月曜日

2 ■Re:イスラム女性の服装

先日(7月13日)、フランスの下院は、公共の場で、イスラム教徒の女性がブルカなどの衣装を着用することを禁じる法案を可決しました。


今後、上院で審議され、憲法評議会の審査を経ることになります。


フランスの世論は、今回の法案を支持しているようです。


今のところ議会にも反対論は少ない模様であり、フランス国内の手続きは、このまま進んでいくように見えます。


"公共の場"とは、自宅以外の全てという意味のようです。


報道では、約2000人が今回の法案の影響を受けるとしていますが、この2000人という数字は、正確な調査にもとづいたものではなさそうです。


今後、女性の権利を侵害するものとして、ヨーロッパ人権法廷に提訴の可能性もあります。


ヨーロッパとイスラム圏の関係がぎくしゃくしていくことがないことを願いつつ、今後の推移を見守りたいと思います。