6月3日(現地時間)、公表されたユーロ圏の4月の小売売上高は、前月比マイナス1.2%、前年比マイナス1.5%となりました。
事前の大方の市場予想ではプラス予想だったところ、予想に反してマイナスになったと言えます。
ユーロ圏の消費は市場が思っているよりも弱いとの印象です。
一方、同日公表されたユーロ圏の5月の総合PMI(改定値)は56.4、前月差プラス0.8ポイントとなりました。速報値(56.2)より上方に修正されました。
こちらは、ユーロ圏の先行きの景気の堅調な推移を示唆しているように見えます。
ユーロ圏経済の足元は厳しいが、先行きには期待がもてるといったところでしょうか。
今後の推移が見守られるところかと思います。