6月17日(現地時間)、公表された日本の4月の百貨店売上高総額は4846億円、前年同月比マイナス3.7%となりました。
26カ月連続の前年同月比マイナスとなりましたが、マイナス幅は鈍化傾向にあります。
4月は天候要因(季節外れの降雪を含めた悪天候と気温低下)がマイナス要因になったところ、株価上昇による資産効果などがプラス要因になったようです。
最近、百貨店の中には、従来、呉服や紳士服、宝飾品などを対象としていた「理由ありセール」を新たに食品についても実施するなどの新たな動きがみられます。
個人的には、百貨店は、高齢化社会には適合しやすい業態ながら、新たな顧客層の継続的な開拓が課題であり、こうした新たな取り組みを重ねていくことが大切ではないかと思います。
今後の推移を見守りたいと思います。