2010年6月1日火曜日

インドの1-3月期のGDP

5月31日(現地時間)、公表されたインドの1-3月期のGDP(国内総生産)伸び率は、前年比プラス8.6%となりました。

経済成長が続くインドと言えますが、インフレ懸念が強まっています。


5月19日(同)、公表されたインドの4月のWPI(卸売物価指数)は前年比プラス9.59%となりました。

前月(3月)のWPIは9.9%と、インフレが懸念される状況にあります。


5月20日、アジア開発銀行の黒田総裁は、講演で、中国とインドは持続的な経済成長を維持するため物価上昇圧力を封じ込める必要があると述べました。


5月24日(現地時間)、インドのシン首相は、2010年度の実質GDP伸び率は、8.5%に達するとの予想を示すとともに、WPIは年内には5~6%に落ち着くとの見方を示しました。


5月31日(同)、インドの中央銀行の副総裁は、ファイナンシャル・エクスプレス紙の取材に対し、今後も金融引き締め路線を継続し、金利は今後数カ月上昇するとの見方を示しました。


今後の推移が見守られるところかと思います。