10月21日(現地時間)、米国のFRB(連邦準備理事会)は、ベージュブック(地区連銀経済報告)を公表し、米国の大半の地区で経済状況の安定化もしくは小幅な改善が確認され、景気後退からの緩やかな回復が示されたとの認識を示しました。
今回のベージュブックでは、住居用不動産は、政府の支援策の効果などから改善してきているものの、商業用不動産に関しては厳しい見通しにあるとの認識を示しました。
ただ、前日(10月20日、現地時間)、公表された米国の9月の住宅着工件数は、事前の市場予想を下回り、前月比プラス0.5%にとどまり、また、10月21日(現地時間)、公表された先週分(10/16までの週)のMBA住宅ローン申請指数は、前週比マイナス13.7%と、2週連続で低下しました。
米国の住居用不動産は改善に向かっているものの、住宅建設は足元で軟調な模様であり、住宅ローン金利の上昇などから、先行きの住居用不動産の改善が減速する懸念もあり、地合はそれほど強くない微妙な情勢のように見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。