アフガニスタンで8月に行われた大統領選の選挙結果について調査していた国連が支援する委員会とカルザイ大統領が指名した委員会が対立しているようです。
国連が支援する委員会は、8月の大統領選の選挙結果を精査したところ、不正な投票などを考慮すると、カルザイ大統領の得票率は50%を超えず、決戦投票を行う必要があると主張しているようです。
これに対し、カルザイ大統領は激怒し、カルザイ大統領が指名した委員会と国連が支援する委員会との話し合いは紛糾しているようです。
決戦投票を回避するとすれば、大統領選でカルザイ大統領に次ぐ得票率を確保したアブドラ元外相との連立政権を樹立することが考えられますが、カルザイ大統領は、連立政権にも否定的と言われています。
米国はアフガニスタンへの増派など戦略の練り直しを行っており、信頼できる合法的なパートナーが必要との立場です。
仮に、カルザイ大統領が決戦投票も連立政権も拒否し続けるとすれば、米国のアフガニスタン戦略再構築は進まず、両者の関係はこじれていくのではないかと懸念します。
結果として、日本のアフガニスタン支援問題も進捗しないという結果を惹起するのではないかと想像します。
今後の推移が見守られるところかと思います。