10月8日、公表された9月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビル空室率は、7.62%と前月比プラス0.05ポイントとなりました(三鬼商事調べ)。
大型新築ビルの空室率は、25.57%、前年同月比プラス17.65ポイントとなりました。
大型既存ビルの空室率は、7.23%、前年同月比プラス3.28ポイントとなりました。
大型新築ビルの平均賃料は、前年同月比マイナス13.11%となりました。
大型既存ビルの平均賃料は、前年同月比マイナス12.82%となりました。
市場では、値ごろ感のあるビルにオフィスを移す動きが依然としてあるとの見方があるようです。
過去、オフィス空室率は、景気回復に遅行して改善し、空室率が改善に向かった後に賃料の上昇に至るという状況にありました。
とすれば、空室率は先行き改善に向かっても良さそうですが、ただ、森ビルの調べによれば、2009年の東京23区内の大規模オフィス供給量は、87万㎡と過去平均の104万㎡を下回る水準になる見通しにあるものの、新規需要は3万㎡に留まる見通しにあり、空室率が改善に向かうのは2010年に入ってからになる可能性が高いようです。
この見方に立てば、オフィス賃料の上昇は来年以降になる可能性が高いと言えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。