10月25日(現地時間)、北アフリカに位置するチュニジアで大統領選が行われ、現職のベン・アリ大統領の当選が確実な情勢にあるようです。
ベン・アリ大統領は、1987年以降20年にわたり、大統領の職にあり、近代化・西欧化を推進する一方で、社会主義運動及びイスラム過激主義運動を弾圧し、政治的安定を維持してきました。
チュニジアは、穏健な親欧米国であり、欧米各国にとって好ましい選挙結果と言えます。
日本に関しては、アブデルワヘブ・アブダッラー・チュニジア外務大臣が、7月に訪日し、外相会談などを行い、日本とチュニジアとの二国間関係、国際場裡における協力、地域情勢等について幅広い意見交換を行い、日本の対アフリカ政策へのチュニジアの協力について確認するなどしました。
ただ、一般に洋の東西を問わず長期政権は大きな弊害をもたらす傾向があるところ、ベン・アリ大統領の長期政権を見ると懸念も感じないではありません。
チュニジアでは、下院選は議席数の75%がまず与党の立憲民主連合に割り当てられ、残りを野党などが競う仕組みとか、民主化の一層の推進が課題なように見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。