11月21日(現地時間)、9月に行われたアフガニスタンの下院選で当選とされた候補19人について、不正に関与したとして当選無効とされました。
9月の下院選で不正の疑いがあるとして無効とされた票数は、総票数のおよそ2割、不正に関与した疑いがあるとされた候補者数は、全立候補者のおよそ1割だったようです。
これを多いとみるかどうかは様々かと思いますが、不正の疑いが明らかにされる仕組みが一定程度機能しているとの印象を受けました。
NATO(北大西洋条約機構)は、アフガニスタンでの駐留からの撤退を来年から開始し、2014年末までにアフガニスタン側に治安権限を移譲することで合意しています。
アフガニスタンの治安安定のためには、アフガニスタン自身の治安部隊の充実はもちろん、公正な選挙の実現も重要な要因の一つと推定します。
今後の推移を見守りたいと思います。