11月1日(現地時間)、公表されたライアンエアーの第2四半期決算の売上高は前年比プラス23%、調整後純利益は同プラス17%となりました。
ライアンエアーは、アイルランドにある欧州最大の格安航空会社です。
乗客は前年同期比でプラス10%でした。
ライアンエアーの公表資料によれば、
同社の平均運賃は44ユーロ、BAが248ユーロ、エールフランスが228ユーロ、ルフトハンザが230ユーロ、
オンタイムの運行は、同社が93%、BAが83%、エールフランスが83%、ルフトハンザが85%
です。
厳しい経済情勢が続く欧州にあって格安航空会社の乗客は増えており、それは、顧客満足を獲得しつつのようでありそうだとの印象です。
意外だったのは、ライアンエアーのバランスシートで、詳細な検討を行ったものではありませんが、健全で堅実な内容との印象だったことです。
(単位:ユーロM)
Aircraft 5114
Cash 3026
Total 8140
Liabilities 1597
Debt 3254
Shareholders Funds 3289
Total 8140
格安航空会社というと、その安さだけに注目が集まりがちですが、顧客満足や財務などの内容から、強いプレイヤーであることが少し理解できた気がします。
今後の推移が見守られるところかと思います。