2009年12月3日木曜日

米国の新たなアフガニスタン戦略

12月1日(現地時間)、米国のオバマ大統領は、陸軍士官学校で3万人の増派を行い、2011年7月から撤退を開始するという新たなアフガニスタン戦略を発表しました。


今回の増派決定は、現在の米軍の士気を高める効果がありました。


米国市民には、現在でも何故米国がアフガニスタンに派兵しなければならないのかその理由を理解できないとの見方が広く存在するようですが、今回、オバマ大統領は、米国の国益がかかっていると表明しました。


共和党のマケイン議員は、今回の決定に関し、撤退時期について言及したことは、敵に悪いメッセージを伝えることになるとして強く懸念を表明しました。


アフガニスタンではカルザイ政権が2期目に入りましたが、カルザイ大統領は、就任演説で駐留外国部隊の撤退を5年以内に実現することを掲げています。米国にとって、カルザイ政権が汚職などにどう取り組むかが新戦略の成否に大きな影響を与える可能性があります。


現地のアフガニスタン市民の間には、外国の兵士が国内に存在することが問題との見方が多いようですが、今回の増派がアフガニスタン市民にどう受け止められていくか気になるところです。


英国は既にアフガニスタンへの増派を決定しています。


フランスのサルコジ大統領は、従来、フランス軍のアフガニスタンへの増派を否定していましたが、米国の増派に追随する可能性がある模様です。


米国のアフガニスタン新戦略は、それぞれ異なる受けとめ方、影響を及ぼすことになりそうです。


今後の推移が見守られるところかと思います。