4月27日(現地時間)、WHOは、メキシコが発生地と思われる豚インフルエンザに関し、世界的大流行に備える警戒レベルについて、現在のフェーズ3から4への引き上げを発表しました。
メキシコの保健省は、豚インフルエンザ感染疑いの死者が103人に達したと発表しました。
メキシコの代表的な株式指標であるIPCの4月27日終値は21827.109と前日比マイナス755.061、同マイナス3.34%となっています。
世界的にメキシコでの豚インフルエンザ流行が報道される直前と思われる4月20日終値は21587.49であり、今のところパニック的な売りはおきていないように見えます。
メキシコは、米国、カナダが全貿易の約69%を占めており、米国にとってメキシコは輸出相手国の第2位、輸入相手国の第3位の地位を占めています。
中期的にメキシコの経済が停滞するならば、米国経済への影響は避けられないと思います。
また、スペインで豚インフルエンザが確認されました。これは、欧州で初めてでした。
最近、景気底打ちの兆しを示す指標が出始めてきたところ、豚インフルエンザの流行は、ヒトやモノの動きを停滞させ、景気の底割れ懸念が強まるものと推定します。
米国自動車支援、米国金融機関に対するストレステストなどのインパクトは、今まで想定していた以上に大きくなる可能性があるのではないかとの印象です。
景気との関係で言えば、最悪のタイミングとも言える今回の豚インフルエンザ問題ですが、今後の推移が見守られるところかと思います。