4月20日(現地時間)、国連欧州本部で世界人種差別撤廃会議が開かれ、イランのアハマディネジャド大統領が演説を行いました。
米国はこれに反発し、出席を事前にボイコットしました。
アハマディネジャド大統領は、イスラエルは人種差別政権であり、パレスチナを迫害していると非難し、これを聞いた英仏など西側の代表団は次々に退場しました。
各種報道によれば、アハマディネジャド大統領は、60年前のイスラエルの建国そのものを認めない立場のようです。
同会議は、人種主義について世界が共通の目標を持つことを目指したものですが、亀裂を鮮明にする結果となってしまったように見えます。
海外メディアの中には、主催したパン・ギムン国連事務総長は大失態を演じたとする見方が出されています。
米国は日本で開催されたパキスタン支援に関する会議に際し、パキスタンに対するイランの積極的な姿勢を歓迎すると述べるなど、接触が明らかになったばかりでした。
また、スパイ活動の罪で有罪判決を受けた日系米国人ジャーナリストをめぐり、アハマディネジャド大統領は公正な扱いを求める書簡を司法当局に送り、事態の沈静化を探る構えを見せたばかりでもありました。
今後の推移を見守りたいと思います。