1月4日(現地時間)、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)議事録(2010年12月14日開催分)が公開され、「経済見通しは改善しているように見えるが、金融支援の調整を正当化するには十分でない」と認識していたことが明らかとなりました。
今回のFOMC議事録に関しては、事前の関心が高く、特に、国債購入計画の行方に関する材料があるかどうかが注目されていました。
今回の議事録の内容からすると、市場が、FRBが購入計画を延長する意思がない、あるいは計画の早期打ち切りもあり得ることを示していると、受け止める可能性は低く、今回公表のFOMC議事録が米国債相場の圧迫要因になる可能性は低いと推定します。
今後の推移を見守りたいと思います。