1月27日(現地時間)、公表された米国の先週分(1月22日終了週)の新規失業保険週間申請件数(季節調整済)は45万4千件、前週比プラス5万1千件となりました。
事前の大方の市場予想を大きく上回る結果(=悪化)と言えます。
トレンドを示す4週間移動平均は42万8750件、前週比プラス1万5750件となりました。
今回の結果は、米国の豪雪による特殊要因が影響しているようですが、それにしても、ここ数週間、週ごとに大きな変動が続いているのは、米国の雇用環境の不安定さを示唆しているのかも知れないと思うようになりました。
同日、公表された米国の12月の中古住宅販売成約指数(季節調整済後)は前月比プラス2%となりました。
事前の大方の市場予想よりプラス幅は大きかった(=改善)と言えます。
好ましい動きではありますが、雇用環境が不安定とすれば、住宅販売が本格的に回復することを期待するのは難しいと推定します。
今後の推移を見守りたいと思います。