10月22日(現地時間)、フランスの上院は、定年の引き上げを柱とする年金改革法案を可決しました。
フランスでは、法案に抗議している労働組合のストが続いています。
製油所や石油貯蔵施設でもストが行われ、フランスのガソリンスタンドの4分の1は燃料切れになっているとの報道も出ています。
フランス政府によれば、備蓄は約90日分あるとのことですが、輸送体制が機能していないために生じた問題のようです。
こうした労働組合の年金改革法案への抗議活動は、当初、世論の70%の支持を得ていたところ、最近では、59%に低下しているようです。
組合内部からも、抗議活動は早期に解決に向かうべきとの意見が出始めているようですが、依然として世論の過半数の支持を受けているのだから、抗議活動は継続すべきとの意見も少なくないようです。
フランスで政府への抗議活動がこれほどの盛り上がりを見せたのは60年代の学生運動以来との印象です。
フランスをはじめとしたヨーロッパにおける財政健全化に向けた動きとこれに対する批判や抗議活動は、社会的に大きな転換点の一つになるのかも知れない、ぼんやりとそんな気がします。
今後の推移を見守りたいと思います。