バチカン銀行が資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いがかけられています。
バチカン銀行は、ローマ法王を首長として世界のカトリック教会を支配するバチカンの財務管理を行っています。
9月21日(現地時間)、イタリアの財務警察は、バチカン銀行の資金2300万ユーロをマネーロンダリングの疑いで差し押さえ、関係者の捜査を進めると発表しました。
バチカン側は、バチカン銀行を信頼している旨の声明を発表しました。
今回、捜査対象となっているのは、海外に、受取人不明の形で送られた2300万ユーロの資金で、送金の目的や受領者を当局に報告しなかったというものです。
一部には、情報開示が十分でなかっただけとの見方も出されているようです。
ただ、バチカン銀行によるマネーロンダリングの疑念は今回が初めてではなく、1980年代にもマフィアとの関連が噂される枢機卿が、疑惑が解明されないままに惨殺された事件がありました。
個人的には、20世紀はイデオロギーの時代、21世紀は宗教の時代で、宗教が社会や経済に大きな影響を及ぼしていく可能性があるのではないかと思っています。
その意味で、世俗化の流れにあって、児童虐待などの問題を抱えるキリスト教がどこに向かっていくのか、その推移を見守りたいと思います。