GMに関する報道をみていると、大型車依存が変えられなかったGMは、日本メーカーなどに敗北したといった趣旨の内容に接することがあります。
確かに、GM本体にとって小型車生産は得意ではないと思います。
しかし、少し前、米国市場で大きな利益を上げていた日本メーカーの収益は米国でのSUVなどに拠っていたかと思います。
6月5日、GMは、小型乗用車を主体とするサターンブランドを、米大手ディーラーのペンスキー・オートモーティブ・グループに売却すると発表しました。
6月1日、GMは、子会社のドイツのオペルをカナダ自動車部品大手マグナに売却すると発表しました。
しかし、マグナ側が明らかにしたところによれば、GMとの取り決めにより、オペルの自動車を米国では販売できないとのことです。
GMの小型車戦略にとって、オペルの自動車は重要な意味を持ち続けるようです。
ただ、小型車は大型車に比べ数量は伸ばせるものの、1台当たりの収益性は高くありませんから、相当の台数が売れるような商品力があるかどうかが重要のような気がします。
最近、環境に良い車に注目が集まっています。
GMが2010年から生産を開始する予定の、プラグイン・ハイブリッド“ボルト”の販売動向にGMの成否がかかっているとの報道もありました。
ただ、現時点では、環境車が目先のGMの収益に与えるインパクトはそう大きなものにはならないように思えます。
GMは再生できるのか、消去法で考えると、GMの大型車が売れるような米国消費市場の改善が重要な気がします。
今後の推移が見守られるところかと思います。