2009年6月6日土曜日

米国の5月の雇用統計

6月5日(現地時間)、公表された米国の5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比マイナス34万5千人となりました。


これは事前の大方の市場予想を大幅に下回るものでした。


米国の5月の失業率は9.4%と4月の8.9%から上昇しました。


これは事前の大方の市場予想を上回るものでした。


市場では、非農業部門雇用者数が大方の市場予想を大幅に下回ったことを好感したものの、失業率の予想以上の上昇から、見方は交錯した面があったようです。


6月4日(現地時間)、公表された米国の新規失業保険週間申請件数(5月30日終了週)は62万1千件と前週比マイナス4千件となりました。


しかし、4週間移動平均ベースの申請件数は63万1250件と前週比プラス4千件となりました。


4週間移動平均ベースの新規失業保険申請件数は、米国の失業率の先行指標と言え、米国の失業率の底打ちしておらず、最近の自動車メーカーの破産申請などを考慮すると、目先、緩和したとしても、厳しい状況が続く可能性が高いのではないかとの印象です。


雇用統計の好ましい面に水を差すつもりは毛頭ありませんが、米国の労働市場全体の改善については慎重にみていくことが良いのではないかと思います。