最近、イタリアの南部で、移民による暴動が起こり、多数の負傷者が出たようです。
今回の暴動は、移民に対する差別への抗議が背景のようです。
イタリアでは、不法移民の存在が問題になっており、イタリア世論の多くは、不法移民に対する取締りは厳しくすべきとの立場にあるようです。
中道右派のイタリアのベルルスコーニ政権は、イタリア世論を背景にして不法移民への取り締まりを強化する姿勢にあります。
これに対し、ローマ法王は、不法移民も人間として尊重すべきとして、不法移民に同情的な見方を示し、イタリアのベルルスコーニ政権との溝は深いと言えます。
1月8日(現地時間)、公表されたユーロ圏(16カ国、季節調整値)の11月の失業率は10%と、1999年の通貨統合後、最悪の失業率となりました。
イタリアではゆるやかに失業率が上昇しており、雇用確保は重要な政策課題と言えます。
また、一般的に、失業率が上昇傾向にあるならば、消費が上向くのは非常に難しいと思います。
移民は政治課題ですが、経済問題に直結する問題と言えます。
失業率が高く、移民が少なくない国はイタリアに限ったことではありません。
今後の推移が見守られるところかと思います。