2011年3月1日火曜日

日本の1月の鉱工業生産指数

2月28日、公表された日本の1月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済)は97.1、前月比プラス2.4%となりました。

前月比プラスは3か月連続となりました。


ただ、事前の大方の市場予想のプラス幅より小幅だったと言えます。


今回、プラスに寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、鉄鋼業等でした。
品目別にみると、普通乗用車、半導体製造装置、駆動伝導・操縦装置部品の順にプラスに寄与しました。


製造工業生産予測調査によれば、2月は前月比プラス0.1%、3月は同プラス1.9%となりました。
2月のプラスは、一般機械工業、鉄鋼業、紙・パルプ工業等により、3月のプラスは、電子部品・デバイス工業、輸送機械工業、その他等によりました。


2月の予測修正率はプラス1.0%となりました。


製造工業生産予測調査によれば、3月、電子部品・デバイス工業がプラスになったこと、予測修正率がプラスになったことからすると、生産は、緩やかながらも堅調に推移していくことが期待されるように見えます。


今後の推移を見守りたいと思います。