2011年2月22日火曜日

2月の月例経済報告

2月21日、日本の2月の月例経済報告が公表され、景気の基調判断を、2カ月連続で上方修正しました。


先行きについては、景気持直しを期待するとの見方を維持しつつ、海外景気、為替に加え原油価格の動向も景気の下振れリスクと指摘しました。


さて、リビア情勢は、つい数日前は、多少混乱したとしても首都が比較的平穏としてカダフィ政権は維持されるとの見方が多かったものの、直近、首都で大規模な反政府デモの動きがでたことから、カダフィ政権の先行きの不透明感が増しているとの見方に転じています。


こうした背景から、原油価格は高騰しています。


当面、中東情勢の政情が不安定さを強める可能性は少なくなく、原油価格は上方にブレるリスクが高いと推定します。


今後の推移が見守られるところかと思います。