国連は、9月20日(現地時間)から3日間の予定で、ミレニアム開発目標に関する首脳会議を開催しています。
ミレニアム開発目標は、2000年の国連ミレニアム・サミットで、2015年を期限として、8つの目標を定めたものです。
ゴール1:極度の貧困と飢餓の撲滅
ゴール2:初等教育の完全普及の達成
ゴール3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
ゴール4:乳幼児死亡率の削減
ゴール5:妊産婦の健康の改善
ゴール6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
ゴール7:環境の持続可能性確保
ゴール8:開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
これらの目標に関し、具体的にターゲットが定められています。
ターゲットの内、貧困を半減させることは達成可能なものの、2015年までに5歳未満児の死亡率を1990年の水準の3分の1に削減するなどの目標は達成困難と見られます。
政治的なコミットメントがあるとのゼスチャーだとの見方もあるようです。
最終日(22日)に採択予定の具体的な行動指針を盛り込んだ成果文書の内容や、今後の各国の取り組みが注目されるところかと思います。