英国の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空は、経営統合の手続き中です。
先日、BAのウォルシュCEOは、イベリア航空との統合完了後の買収候補先のリストを作成したことを明らかにしました。
市場では、BAの次なる買収候補は、アジアが中心的な地域になるとの見方が出ています。
具体的には、ワンワールドに加盟する航空会社、ワンワールド、スカイチーム、スターアライアンスの何れにもまだ加盟していない航空会社との提携を目指す方針とみられます。
ワンワールドのアジアネットワークは、キャセイパシフィック航空、日本航空グループが担っており、2010年2月に加盟の意向を表明したインド第2位の航空会社であるキングフィッシャー航空があり、これらの会社の少なくとも何れかがBAの買収候補先が含まれると考えられます。
最近、円高や海外景気の減速の動きなどから、日本企業の設備投資意欲が減退するなどしていますが、世界に目を転じれば、将来の成長を目指したBAのような動きも出ているようです。
今後の推移を見守りたいと思います。