5月7日(現地時間)、米国でストレステストの結果が公表され、米国大手金融機関19行のうち10行に資本増強が必要としました。
資本増強が必要とされたのは、バンクオブアメリカ(約3兆3千5百億円)、ウェルズファーゴ(約1兆2千3百億円)、シティグループ(約5千4百億円)などです。
今後、資本増強が必要と判断された10行は、資産売却や増資などにより自己資金を調達し、不足分は政府の保有する優先株を普通株に転換して調達することになる見通しです。
海外メディアによれば、5月7日(現地時間)、FRBのバーナンキ議長は、多くの金融機関は追加の公的資金を受け取らずに資本増強可能との見通しを明らかにするとともに、ストレステストは、金融監督や規制の改善に向けた有効な指針となり得る、との見方を示したようです。
既に事前にマスコミなどで多くの報道が行われており、ストレステストの結果は、市場は冷静に受け止め、安心感が広がる可能性が高いのではないかとの印象です。
しかし、今回のストレスは、下表の通り、現在の経済環境とほぼ同様の水準と言え、仮に、今後、景気の底割れ懸念が出てきた場合には、米国大手金融機関に対する信頼は揺らぐ可能性があると思います。
| GDP伸び率 | 失業率 | 住宅価格 | |
| 2009 | -3.30% | 8.90% | -22% |
| 2010 | +0.5% | 10.30% | -7% |
景気動向を含め、今後の推移が見守られるところかと思います。