2009年5月15日金曜日

アウン・サン・スー・チー氏が軟禁に違反したとして起訴

各種メディアで報道されていますが、5月14日(現地時間)、ミャンマー政府は、民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏を、軟禁に違反したとして起訴しました。


自宅軟禁中のアウン・サン・スー・チー氏に対し、許可なしに外部の人間と接触することを禁じており、軟禁期限は今月下旬まででした。


5月3日、湖を泳いでアウン・サン・スー・チー氏の自宅に着いたアメリカ人男性と面会したことが、これに違反したとしたものです。


5月18日にも初公判が開かれるようです。


ミャンマーでは、2010年に総選挙が予定されています。


海外メディアは、形だけの総選挙と指摘していますが、ミャンマーの軍事政権は、アウン・サン・スー・チー氏の自宅軟禁を解けば何が起きるかわからないとして、総選挙を安定させるために拘束を継続する口実を探していたとの見方が出されています。


日本は、2003年5月にアウン・サン・スー・チー氏がミャンマー政府によって拘束されたことを契機に、新規の経済協力案件については基本的に実施を見合わせています。ただ、緊急性が高い人道的な案件等については、個別検討となっているようです。


欧米各国は今回の措置に反発の動きを示しています。


個人的には、湖を泳いでアウン・サン・スー・チー氏の自宅に着いたアメリカ人男性は愚かな行為をしてくれたとの印象ですが、ミャンマー政権ももう少し出口戦略を考えられないものかと思います。


今後の推移が見守られるところかと思います。