7月22日(現地時間)、ノルウェーで起きた爆破事件と銃乱射事件による死者は92人となりました。
今回、逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者は、今のところ、単独犯であると供述しているとのことです。
同容疑者は、移民制限を主張する進歩党に所属していたことがあります。
進歩党の議員は、マスコミのインタビューに対し、これほどまで過激な思想をもって活動している政党はノルウェーには存在しないとコメントしています。
ノルウェーでは死刑制度は廃止されているため、特別に法律を改正でもしない限り、同容疑者が死刑になることはなさそうです。
ノルウェーは、ヨーロッパの小国で、日本とほぼ同じ面積に約485万8千200人の人口が生活しており、人口が少ないだけに家族を大切にする国と言われてきました。
ヨーロッパの移民に対する風当たりの強さを物語る大惨事との印象ですが、あまりの死者の多さから、まさかそんなことはないと思いますが、かつてのナチスのような極右思想が爆発的に拡がる前触れではないかという懸念が頭をよぎります。
今後の推移を見守りたいと思います。