7月8日(現地時間)、公表された米国の6月の雇用統計によれば、非農業部門雇用者数は前月比プラス1万8千人、民間部門の雇用者数は同プラス5万7千人となりました。
何れも事前の大方の市場予想を大きく下回る結果だったと言えます。
平均週間労働時間は34.3時間、前月比マイナス0.1時間、時間当たり賃金は22.99ドル、前月比マイナス0.01ドルとなりました。
失業率は9.2%、前月比プラス0.1%となりました。
今回の結果をみると、前日に公表されたADP雇用報告から連想される米国の雇用環境は回復に向かっている姿というより、依然として厳しい状況が続き、悪化の兆しを示したように見えます。
今後の推移を見守りたいと思います。