GMグループのスウェーデン自動車メーカー、サーブが経営破綻しました。
サーブの破綻は何を示唆するのでしょうか。
サーブの破綻前にGMとサーブは、スウェーデン政府に支援を求めていましたが、GMグループはスウェーデン以外の関係する各国政府にも支援を求めているようです。
現在、GMは米国政府に支援を求め、提出した再建計画が検討されています。
報道によれば、米国政府の作業部会での初会合で、GMとクライスラーは徹底したリストラが必要との見解を示したようです。
ホワイトハウスは、作業部会のトップである、ガイトナー財務長官とサマーズNEC委員長は、国内自動車業界に影響を及ぼす問題の緊急性と、長期的存続の実現に向けた根本的な経営再編の必要性を強調したとの声明を公表したようです。
これからすると、米国政府はGMを支援するシナリオを念頭にしているとみられますが、現時点では大規模なリストラは避けられない情勢にあります。
GMが支援を求めている米国以外の各国政府は、自国の産業や雇用への影響を見極めた上で支援の可否を決定すると思いますが、世界的な景気後退で厳しい財政にある中、各国にとって外国資本の企業への支援決定へのハードルは低くないと推測します。
仮に、米国以外の政府がGMグループの自動車メーカーを支援するとしても、米国同様に経営合理化は避けられず、当面、GMは規模縮小に向かのではないかと思います。
米国の資本収支によれば、米国は、海外資産を売却して自国に回帰させる動きにあります。
米国の国際収支統計によれば、米国の対外資産は、2008年第2四半期に1026億ドル減少し、同第3四半期に95億ドル減少しました。
2008年第2四半期の減少幅は過去最大で、2期連続で米国の対外資産が減少したのは、1960年以来初めてのことでした。
GMの規模縮小は、米国の国際的な資産規模縮小を象徴した動きかも知れないと感じる次第です。