2009年2月27日金曜日

1982年10月以来最悪となった米国の新規失業保険申請件数、今後の失業率の悪化を示唆

2月26日(現地時間)、米労働省が発表した新規失業保険週間申請件数(2月21日終了週)は、66万7千件となりました。

これは、1982年10月以来で最悪(※件数が高水準)となりました。


事前の市場の大方の予想を大きく上回るものと言えます。


新規失業保険週間申請件数は、失業率の先行指標であり、先行きの失業率の悪化を示唆していると言えます。


米国の失業率は2009年1月で7.6%ですが、2月18日(現地時間)、FRB(米連邦準備制度理事会)が公表した2009年1月末時点の経済見通しでは、2009年10-12月期の米平均失業率は8.5~8.8%に悪化すると予測しています。


市場では、米国の失業率は9%を超えるとの見方が出されています。


ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、米金融監督当局の金融機関に対するストレステストの想定条件は、2010年の失業率が10.3%、ケース・シラー住宅価格指数が09年は前年比マイナス22%、10年は同マイナス7%、GDP成長率は09年がマイナス3.3%、10年がマイナス0.5%としているようです。


失業率は景気回復の遅行指標と言えますが、一般に、失業率は一旦大きく悪化すると、なかなか改善が難しく、米国の政策効果に期待しつつ、指標を長い目で注意深く見ていきたいと思います。