5月30日(現地時間)、IEA(国際エネルギー機関)は、昨年のCO2(二酸化炭素)排出量は306億トン(推計)と過去最高になったと発表しました。
増加した排出量の多くは、中国、インドによるものでした。
景気回復の動きを反映したものとみられます。
他方、ドイツが原子力発電所の全廃を決定するなど、原子力発電に対する見直しの流れもあり、温暖化防止の目標達成は容易ではないように見えます。
どの程度効果があるかは分かりませんが、従来に増して、エネルギー利用における節約に向かわざるを得ないのではないかと想像します。
経済活動とのバランスなどを含め、幅広い議論の進展を期待するとともに、今後の推移が見守られるところかと思います。