2011年5月23日月曜日

オバマ大統領のAIPACでの演説

5月22日(現地時間)、米国のオバマ大統領は、AIPAC(米国イスラエル公共問題委員会)で演説し、イスラエルとパレスチナの国境は、1967年6月8日以前の境界線に立ち返って協議すべきだとの考えを表明しました。


そして、米国はイスラエルの安全確保に同盟国として協力していくと表明しました。


イスラエルは、オバマ大統領の演説を支持しているようですが、「米国はイスラエルの安全確保に同盟国として協力していく」という点に重点があり、必ずしも国境問題に関するオバマ大統領の考えを受け入れたものではないようです。


今回のこうした流れをみていると、改めて、中東和平は容易ではないとの印象を受けました。


今後の推移を見守りたいと思います。