アフリカのコートジボワールで自らが大統領だと主張する2つの勢力による戦闘が続いています。
昨年行われた大統領選で当選したワタラ氏を支持する勢力と、大統領選で落選したローラン・バグボ前大統領を支持する勢力です。
国際社会は、ワタラ氏の当選を承認しています。
バグボ前大統領を支持する勢力は、放送局を占拠するなどしています。
コートジボワール最大都市であるアビジャンでは2つの勢力の戦闘が続いており、先行きの見通しは不透明な状況と言えます。
同国の基幹産業は農業で、主要産品はココアやコーヒーなどです。
農業に従事する人口は全体の80%を占め、GDPの約30%、輸出の大部分を占めています。
こうした戦闘が続けば、同国の経済は大きな打撃を受ける可能性が高いと考えます。
今後の推移を見守りたいと思います。