フランスは、北アフリカからの移民を乗せたイタリアからの列車がフランスに入るのを阻止しました。
イタリアは、北アフリカからの大量の移民をイタリアだけで対応するのは困難として、EU域内を自由に移動できるビザを発給しました。
フランスは、北アフリカからの移民が入国したのはイタリアなのだから、イタリアの問題だと主張しているようです。
北アフリカからの移民は、チュニジアなどから漁船に乗って、その多くがイタリア南部のランペドゥーザ島を目指しているようです。
ランペドゥーザ島の元からの住民数千人に対し、北アフリカからの難民は約2万数千人が上陸した模様です。
経済、財政問題の回復にとりくむ欧州諸国に大量の移民を受け入れる余裕は限界的であり、今回の移民問題は、イタリア、フランスの2カ国の問題にとどまらず、欧州諸国内であつれきが拡がっていく可能性があるのではないかと推定します。
今後の推移を見守りたいと思います。