4月11日、公表された日本の2月の機械受注統計によれば、船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整済)は7488億円、前月比マイナス2.3%となりました。
製造業は前月比プラス11.1%、非製造業(船舶・電力を除く)は同マイナス4.5%でした。
製造業の好調さが加速しているように見えます。
今回の調査時点は2月末時点であり、今回の調査には大震災の影響は基本的に織り込まれていません。
製造業の機械受注の好調さは海外経済の回復が背景にあると考えられるところ、4月11日(現地時間)、公表されたIMFの最新の世界経済見通しは、2011年の世界経済の成長率予想を4.4%、2012年は4.5%と、何れも従来予想に据え置きました。
当面、大震災の影響により日本の機械受注は軟調に推移するとしても、電力供給の回復見通しが早期に明示されるのであれば、製造業を中心に早期に回復に向かう可能性が高いと推定します。
今後の推移を見守りたいと思います。