暑い夏が続いています。
日中、街の中を歩いていて、気がつくのは、高齢者の方が意外に少ないということです。
高齢社会白書によれば、日本の高齢化率(注)は22.7%となっています。
注:総人口に占める65歳以上人口の割合。「65~74歳人口」は1530万人、総人口に占める割合は12.0%、「75歳以上人口」は1371万人、総人口に占める割合は10.8%
街の中で見かける高齢者の方が5人に1人程度というのが、理想的な数値と思います。
例年にない酷暑も要因と思いますが、夏が過ぎれば高齢者が街中に大きく増えるかと言えば、そうでもないように思えます。
基本的に、街中で見かける高齢者の方の割合が、高齢化率より少ないのは、加齢により体力が減退したり健康をそこなったりしていることが大きな要因となっていると思います。
ただ、それだけかと言えば、そうではなくて、長く急な階段など高齢者にやさしい施設環境が整っていないこと、バリアフリーが進んでいないことも背景にあるのではないかと想像します。
産業界で高齢者を顧客層として重視し、品揃えを整えたりする動きが見受けられますが、高齢者が来店しやすいような広範な施設面の環境整備に関する動きは鈍いように見えます。
資金的な問題もあるのでしょうが、官民一体になった対応など工夫の余地はないのでしょうか。
目先の損得勘定では合わないのかも知れませんが、高齢者を事実上排除したバリアフリーの進んでいない街に明るい将来があるとは思えません。
蛇足ですが、居住しているマンションは高齢の方が多く住んでいますが、皆さん枯れてなんていません。
世界で最も高齢化が進んだ経済大国が、世界で最もバリアフリーが進み、高齢者が元気で過ごせる国として誇れたら素晴らしいことではないでしょうか。