12月15日(現地時間)、公表された米国の11月の鉱工業生産指数(2007年=100)は94.8、前月比マイナス0.2%となりました。
事前の市場予想(プラス)に反してマイナスになったと言えます。
稼働率は77.8%、前月差マイナス0.2%となりました。
他方、同日公表された米国に先週分(12月10日終了週)の新規失業保険申請件数は、36万6千件、前週比マイナス1万9千件となりました。
トレンドを示す4週間移動平均は38万7750件、前週比マイナス6500件となりました。
週によりブレの大きい統計とは言え、36万6千件という水準は良い数字との印象で、この水準が続くならば、先行きの米国の雇用環境は着実に改善していくことが期待されると考えます。
米国の生産活動は期待に反した結果になったものの、雇用は期待以上の結果になったように見えます。
今後の推移を見守りたいと思います。