11月1日(現地時間)、公表された米国の10月のISM製造業部門景気指数は50.8、前月比マイナス0.8ポイントとなりました。
事前の大方の市場予想はプラス予想だったところ、予想に反してマイナスになったと言えます。
11月1日(現地時間)、公表された中国の10月のPMI購買担当者指数は50.4、前月比マイナス0.8ポイントとなりました(出所:中国物流購買連合会)。
こちらも、事前の大方の市場予想はプラス予想だったところ、予想に反してマイナスになったと言えます。
11月2日(現地時間)、公表されたユーロ圏の10月のPMI製造業景気指数(改定値)は47.1、前月比マイナス1.4ポイントとなりました。
これら指数は50が景況感の分かれ目であり、米中はかろうじて50を上回っているものの、ユーロ圏は3カ月連続で50を割り込んでいます。
世界的に経済は非常に弱いとの印象です。
11月3日(現地時間)、ECB(欧州中央銀行)は、主要政策金利(リファイナンス金利)を0.25%引き下げ1.25%とすると発表しました。
10月31日(現地時間)、公表されたユーロ圏の10月の消費者物価指数(速報値)は前年比プラス3%となり、ユーロ圏のインフレは高まったままとの印象だっただけに、今回のECBによる金利引下げは市場にとって予想外だったと言えます。
新任のECBドラギ総裁の運営を含め、今後の推移を見守りたいと思います。