2011年5月3日火曜日

日本の3月の現金給与総額、総実労働時間

5月2日、公表された日本の3月の現金給与総額(事業所規模5人以上、速報)は243,425円、前年比マイナス0.9%となりました。
所定外給与は同プラス1.0%、所定内給与は同マイナス0.9%でした。

製造業の現金給与総額は、同プラス1.1%でした。


総実労働時間は145.4時間、前年比マイナス1.6%となりました。
所定内労働時間は135.3時間、同マイナス1.5%、所定外労働時間は10.1時間、同マイナス2.0%となりました。

製造業の所定外労働時間は同マイナス0.8%でした。


現金給与総額は13カ月ぶりにマイナスに転じましたが、実際のマイナス幅はさらに大きい可能性があると言えます。

従来、現金給与総額と小売売上高は相関して推移しており、現金給与総額の推移次第では小売売上の落ち込みが懸念されるところです。

また、製造業の所定外労働時間は景気動向と関連して推移しており、こちらも気になるところです。


なお、3月は大震災の影響を最も受け、以降は回復に向かっていくように思えますが、こうした事情により、今回の結果を額面通り受けとめることは適当ではなく、今回の調査(毎月勤労統計調査)は、岩手県、宮城県、福島県において統計調査員で行っている部分について調査を中止しており、また、被災地を中心として有効回答率が低下したとのことです。そのため、賃金についてはやや高めに、労働時間についてはやや低めに推計されている可能性があり、そういう理解の下に受けとめることが適当と考えます。


今後の推移が見守られるところかと思います。