ナイジェリア各地で、政府による燃料補助金の打ち切りに対する抗議から、死者がでるほどの激しいストが行われています。
従来、ナイジェリアでは、燃料に補助金が支出されていましたが、補助金制度は腐敗しているとの批判がありました。
今回、ナイジェリア政府は補助金制度の打ち切りを表明したものですが、この結果、ガソリン価格は2倍超に上昇しています。
ナイジェリアは、OPEC第7位(2010年)の産油国ですが、長年の軍事独裁等を理由に、原油収入が適切に利用されておらず、貧困の緩和、インフラの整備が進んでいません。
今回のストで死者が出たことで対立が激化する懸念がありますが、ナイジェリアでは石油生産の大半が自動化されており、ストによる大きな影響は現時点ではみられないとの見方が出ています。
それでも、原油先物相場は、イランをめぐる緊張の高まりとナイジェリアでのストライキを発端に供給懸念が高まっているように見えます。
個人的に、ユーロのソブリンリスク、新興国の成長鈍化に関し、最大のリスクはインフレと見ており、ナイジェリアの動きは気がかりです。
今後の推移を見守りたいと思います。