2013年10月2日水曜日

米国の上院は、暫定予算案を否決


10月1日、米国の上院は、暫定予算案を否決しました。懸念されていた米国の政府機関の一部閉鎖は現実のものとなりました。

格付け機関のフィッチ社の公表した見解によれば、今回の政府機関の一部閉鎖は、直接的には、米国債の格付けの引き下げ要因にはならない模様ですが、
米国政府の現金準備が枯渇する前に債務上限が引き上げられなかった場合、格下げの可能性があります。

仮に、米国債の格下げという事態になれば、世界の金融市場に悪影響を及ぼしかねません。

10月1日、公表された米国の9月のISM製造業景気指数は56.2、前月比プラス0.5ポイントとなりました。
最近では高い水準で、事前の大方の市場予想が前月比マイナスであったところ、予想外のプラスになりました。

米国の上院が暫定予算案を否決したというのは気の重いニュースですが、9月のISM製造業景気指数という好ましいニュースもある、
10月1日は、複雑な心境になる日だったとの印象です。

今後の推移を見守りたいと思います。